明正ブログ
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不動産買取価格はどう決まるのか
― 「なぜこの金額になるのか」を整理する ―
本記事は、
不動産買取を検討する売主様に向けて、
**「買取価格がどのように決まっているのか」**を
できるだけ感覚的に分かりやすく整理した解説記事です。
前回では、
不動産買取の流れと期間について説明しました。
次に多くの方が気になるのが、
「結局、いくらになるのか」
そして
「なぜその金額なのか」
という点です。
まず知っておいてほしい前提
不動産買取の価格は、
「相場の◯割」といった単純な計算では決まりません。
また、
売主様の事情だけで上下するものでもありません。
買取価格は、
不動産会社が“判断できる条件”を積み上げた結果として決まります。
不動産買取価格を決める主な要素
① 立地・エリア特性
- 市区町村
- 駅距離
- 周辺の需要
これは仲介と同様、
価格判断の土台となる要素です。
ただし買取の場合は、
「今後、再販できるかどうか」
という視点で見られます。
② 土地・建物の条件
- 土地の形状・接道状況
- 建物の築年数・構造
- 再建築の可否
仲介では
「買主がどう感じるか」が重視されますが、
買取では
**「事業として成立するか」**が基準になります。
③ リスク要因の有無
- 境界未確定
- 権利関係の整理が必要
- 修繕・解体・造成が必要
これらは
「売れない理由」ではなく、
コストや時間として数値化される要素です。
不明確な点が多いほど、
判断は慎重になります。
④ 想定されるスケジュール
- すぐに再販できるか
- 調整に時間がかかるか
時間がかかるほど、
資金拘束やリスクが増えるため、
価格判断にも影響します。
なぜ仲介より価格が低くなることがあるのか
不動産買取では、
- 不動産会社が買主になる
- すべてのリスクを引き受ける
- 再販までのコストと時間を負担する
という前提があります。
そのため、
仲介での「理論上の最高価格」と
同じになることは多くありません。
ただしこれは、
安くするためではなく、判断を成立させるためです。
「価格を聞いてから決める」で問題ありません
不動産買取の相談は、
価格を聞いた時点で断っても問題ありません。
- 思ったより合わなかった
- 今回は見送る
- 仲介で進める
いずれの判断も、
整理した結果であれば正解です。
重要なのは、
理由が分かったうえで判断できることです。
価格は「結論」ではなく「判断材料」
買取価格は、
売却を迫るためのものではありません。
- 今の条件ではどの程度か
- どこがネックになっているか
- 改善すれば変わるのか
これらを整理するための、
一つの材料です。
次に多い不安について
ここまでで、
- 仕組み
- 向いているケース
- 流れ
- 価格の考え方
を整理してきました。
次に多いのは、
細かな不安や誤解です。
次回は、
**「不動産買取でよくある質問」**として、
売主様が感じやすい不安をまとめて整理します。
判断を急がなくて大丈夫です
不動産買取は、
早く判断するための選択肢ではありますが、
急がせるためのものではありません。
価格を含めて整理したうえで、
どうするかを決めていただければと思います。