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2026年01月07日
:

不動産買取価格はどう決まるのか

― 「なぜこの金額になるのか」を整理する ―

本記事は、
不動産買取を検討する売主様に向けて、
**「買取価格がどのように決まっているのか」**を
できるだけ感覚的に分かりやすく整理した解説記事です。

前回では、
不動産買取の流れと期間について説明しました。

次に多くの方が気になるのが、
「結局、いくらになるのか」
そして
「なぜその金額なのか」
という点です。

まず知っておいてほしい前提

不動産買取の価格は、
「相場の◯割」といった単純な計算では決まりません。

また、
売主様の事情だけで上下するものでもありません。

買取価格は、
不動産会社が“判断できる条件”を積み上げた結果として決まります。

不動産買取価格を決める主な要素

① 立地・エリア特性

  • 市区町村
  • 駅距離
  • 周辺の需要

これは仲介と同様、
価格判断の土台となる要素です。

ただし買取の場合は、
「今後、再販できるかどうか」
という視点で見られます。

② 土地・建物の条件

  • 土地の形状・接道状況
  • 建物の築年数・構造
  • 再建築の可否

仲介では
「買主がどう感じるか」が重視されますが、
買取では
**「事業として成立するか」**が基準になります。

③ リスク要因の有無

  • 境界未確定
  • 権利関係の整理が必要
  • 修繕・解体・造成が必要

これらは
「売れない理由」ではなく、
コストや時間として数値化される要素です。

不明確な点が多いほど、
判断は慎重になります。

④ 想定されるスケジュール

  • すぐに再販できるか
  • 調整に時間がかかるか

時間がかかるほど、
資金拘束やリスクが増えるため、
価格判断にも影響します。

なぜ仲介より価格が低くなることがあるのか

不動産買取では、

  • 不動産会社が買主になる
  • すべてのリスクを引き受ける
  • 再販までのコストと時間を負担する

という前提があります。

そのため、
仲介での「理論上の最高価格」と
同じになることは多くありません。

ただしこれは、
安くするためではなく、判断を成立させるためです。

「価格を聞いてから決める」で問題ありません

不動産買取の相談は、
価格を聞いた時点で断っても問題ありません。

  • 思ったより合わなかった
  • 今回は見送る
  • 仲介で進める

いずれの判断も、
整理した結果であれば正解です。

重要なのは、
理由が分かったうえで判断できることです。

価格は「結論」ではなく「判断材料」

買取価格は、
売却を迫るためのものではありません。

  • 今の条件ではどの程度か
  • どこがネックになっているか
  • 改善すれば変わるのか

これらを整理するための、
一つの材料です。

次に多い不安について

ここまでで、

  • 仕組み
  • 向いているケース
  • 流れ
  • 価格の考え方

を整理してきました。

次に多いのは、
細かな不安や誤解です。

次回は、
**「不動産買取でよくある質問」**として、
売主様が感じやすい不安をまとめて整理します。

判断を急がなくて大丈夫です

不動産買取は、
早く判断するための選択肢ではありますが、
急がせるためのものではありません。

価格を含めて整理したうえで、
どうするかを決めていただければと思います。